こんにちは、すしです。
今回は準備編の最終回として、日本で働いていた会社を辞めた時のことについて書きたいと思います。
前回の準備編2はこちらから。
自分がされていやなことはしたくない。
突然ですが、僕の大事にしている自分ルールのひとつに、「自分が他人にされていやなことは、なるべく他人にもしない」というものがあります。ちなみにこれは、「アサヒスーパードライはキンッキンに冷やして飲む」と同じくらい大切にしています。
僕は入社後に味わった体験から、自分が退社するときは引き継ぎをできる限りやろうと決めていました。
丸投げは人を鍛える?
その経験とは、10年ほど同じポジションで働いていた先輩の業務を、入社1週間(新入社員研修途中)の僕がで2日半で丸投げされた、引き継がなくてはならなかったことです。
僕の引き継いだポジションは、その会社と揉めて急に退職された先輩が一人で長年こなしていたため、まわりは仕事内容について把握していませんでした。
先輩から顔つなぎなどもなかったのでほぼ誰のことも知らず、聞きたいことがあっても誰に何を聞けばいいのかもわかりませんでした。
そもそも自分はなんの業務を?いつまでに?誰と?どうやってやるの?そしてその目的は?目標は?
・・・すべてが????でした。そりゃそうですよ笑 いやー毎日が新鮮だったなーーーーはは。。
社内の別の部に電話したらしたで「顔も知らねえやつに話すことなんかねぇ!」と電話を切られご挨拶に行ったり、
あるときは取引先の方に「去年弊社はどんなふうにしたんですかね汗?」と聞いて苦笑いをされ、あるときは「もっと勉強された方がいいですよ」と失笑され、またあるときは、、、、、
いやあ、今思い出してもあれはあんまりだったなあ。。。
ほんとに鍛えられました。ありがとう、丸投げしてくれて!笑
、、、でも、それ以上にまわりの方々に迷惑かけました。もう少し引き継ぎをしてくれれば最初の1年、使えないながらもすこしはましだったなあと、今でもたまに思うのです。
発つ鳥あとを濁す、濁さない問題。
結局のところ、ふりかえると、自分の着任時、引継ぎがうまくいかなかったことによって、自分としてはいい経験になったけど、会社のためにならなかったし、周りの方々にたくさん迷惑かけることになりました。
なので、基本、僕は会社や後任者のために「発つ鳥なるべくあとを濁さない派」です。
でも実は濁したくない別の大きな理由として、自分のやってきたことを無駄にしたくないというのがありました。
例えば、僕が運営に参加していたオンラインサイトの顧客対応は、僕一人でやっていました。
100年を超える歴史を持つ会社の、脈々と受け継がれてきた職人さんたちの技術の結晶。一人でも多くのお客様に知ってほしいと思いながら情熱をもって携わっていました。
それだけ思い入れのある仕事を、後任のかたになにも伝えずにあとはよろしく!というのは僕としてはしたくなかったのです。
退職のご挨拶。
僕が実際に辞めるときは、退職6ヶ月前に口頭で上司に退職の意思を伝えました。退職後はオーストラリアに行くといったら、かなり驚いていました。そして2カ月前に退職願を書面で出し、最後の1ヶ月、ちょこちょこと引継ぎをしました。
なかなか後任の方が決まらずやきもきしましたが、なんとか最低限はできたのでよかったです。
ちなみに、僕たちは退職を予定していたので、会社の上司に結婚の報告はしましたが、結婚披露宴には会社関係の人は誰も呼びませんでした。
ご祝儀包んだのに半年後に辞められて、しかも前から決めてたって知ったら気分悪いですもんね笑
ということで、思い残すこともなく仕事をはなれることができました。
唯一の心残りはお世話になった社長に最後まで挨拶をさせてもらえなかったことですかね。
社長室までいって秘書の方に挨拶したい旨伝えたところ、「帰らせろ!そんなやつ知らねーーー!!!」と大きな声で追い返されてしまいました笑
白よりはグレーよりの環境で学ばせてもらった会社員生活については、また別の機会に書きたいと思います(^.^)