健康

オーストラリアで子宮頸がん検査を受けたレビューまとめ

海外に移住したときに不安要素となる医療や治療。

今回の記事はこんなお悩みの方におすすめの記事です。

先日、初めてオーストラリアで子宮頸がん検査を受けてきました。

GPで受ける子宮頸がんの検査方法や、日本とオーストラリアの検査の違いについてまとめています。

この記事を読めば・・・
  1. 子宮頸がんの検査方法がわかる!
  2. 子宮頸がんの検査の費用がわかる!
  3. 日本とオーストラリアの検査の比較ができる!

定期的にチェックしておきたい検査なので、オーストラリアに滞在・移住される方は要チェックです!


子宮頸がん検査って英語でなんていうの?

子宮頸がん検査を英語で”Cervical screening“もしくは”Pap smear“と呼ばれています。


厳密には少し違うようですが、検査のやり方は同じです。

検査を受ける方法

検査は最寄りのGP(General Practitioner)で受けることができます。


私は電話で予約した際にCervical screeningを受けたい旨を伝えたところ、女医さんが担当してくれるように手配してもらえました。

検査当日の様子

予約当日、いつもと同じように受付を済ませて待つこと数分。


担当の女医に名前を呼ばれて、そのDrのお部屋へ。


予約時に検査のことを伝えていたので、なぜ検査をするのかという簡単な質問のみ聞かれました。

そのままお部屋に設置されている診察台へ促され、検査のため下着等を外し、仰向けの状態で寝転がりました。

かんな

診察台にはブランケットのような布があり、丸見えではなかったので、あまり恥ずかしい気持ちにはなりませんでした。

Drが検査の準備を終えると、どのように検査がされるか器具を実際に見せながら説明してくれました。

検査方法
  • 器具で膣を広げ、綿棒やブラシなどで頸部の細胞を軽くこする細胞診
  • 違和感があるが、痛みは感じなかった
  • 検査の時間は1〜2分程度で完了

結果が出るのに数日かかるとのことで、結果は後日、再予約することになりました。

日本との違い

私は今までは日本で一時帰国をした際に、子宮頸がん検査を受けていました。

そこで今回、オーストラリアで受けてみて感じた違いについてまとめました。

項目/国日本オーストラリア
検査場所女性専門クリニック・産婦人科 GP
検査時の姿勢診察専用のイスに座る診察台で仰向けになる
検査の推奨期間

(前回の検査で異常がない場合)

1〜2年に1度5年に1度
費用住んでる市区町村や、職場での検診などによって、自己負担額は異なるメディケアでカバーされるので無料
検査対象者20歳から推奨

25〜74歳 (症状がある場合はどの年齢でも検査を推奨)

日本とオーストラリアの検査の比較

検査を受ける機関の違い

私が日本で今まで受けていた時は、女性専門クリニックか産婦人科で検査を受けていました。


日本にいたときはまだ20代で婦人科系の病気持ちではなかったので、少し敷居が高い感じがありましたが、オーストラリアではGPで気軽に行けるのがいいなと感じました。

日本の産婦人科に行くと、診察専用のリクライニングの椅子にもたれかかりながら、カーテン越しに先生に診察をしてもらい事が一般的ですが、オーストラリアでは婦人科系の検査では診察台で横になって仰向けで寝る態勢で検査を受ける事が多いです。

子宮頸がん検査の検査期間の違い

子宮頸がんの検査の違いで一番驚いたのは定期的に受ける検査期間が全く違いました。

先日、GPのDrに確認したところ検査結果で問題なければ5年に1度で大丈夫とのことでした。

日本は毎年もしくは2年に一度を推奨されていたので、「そんなに間を空けていいんだ!」と驚きが隠せませんでした。

日本では子宮頸がんは一般的に非常にゆっくり進行するため予防効果が隔年で受けてもあまり変わらないと言われています。

オーストラリアではヒトパピローマウイルス(human papillomavirus:通称HPV)というウイルスが子宮頸がんに関わりがあるとされ、検査でHPVウイルスの陽性が出ても子宮頸がんになるには10年以上かかるとされているため5年に一度でも大丈夫とのこと。

(参照: National Cervical screening program

検査費用の違い

費用に関して私の場合、オーストラリアに移住する前に勤めていた会社の定期検診で受ける事ができたので、自己負担はありませんでした。

しかし移住後に日本へ一時帰国した際に、健康保険なしで地元の産婦人科で検診を受けたときは約1万円程で検査していました。

自分の健康のためとはいえ、高い出費だったので、オーストラリアでメディケアで無料で受けられるようになったのはとてもありがたかったです。

さいごに

日本いる方もオーストラリアにいる方でも、子宮頸がんの検査は定期的に検査をするように薦められているので、もし受けられていない方がいれば、この機会に検査を受けてみてはいかがでしょうか。

また、これから妊活や不妊治療を検討している方にもお伝えしたいことがあります。

私が実際に不妊治療を受ける前に、先生やナースからあらかじめ子宮頸がんの検査を受けるように言われました。

検査の予約や結果が出るまでに、少し時間がかかるため、早めの準備をしていると安心材料の1つになります。

オーストラリアであればお近くのGP、日本であれば婦人科クリックか産婦人科に問い合わせてみましょう。



ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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