オーストラリア生活

目指せセカンドビザ!(ちょっとかわったファームジョブ編1)

こんにちは、すしです。2013年の後半、セカンドワーキングホリデービザをとるために、農園で3カ月間働いたのですが、(前回のファームジョブ探し編はこちら
今日は、そのファームで体験した、ちょっと変わったお仕事について書いてみたいと思います。
日本ではなかなかできない経験ができて、とってもいい思い出になっています(^^)

収穫するものがなにもないファーム。

すしかながお世話になったファームは、オーナーさん家族が、シドニーから農園をやるために引っ越してきたばかりの、“できたてほやほやのファーム”でした。
住むところはあるけど、収穫できるものはなにもなく、自分たちが食べる野菜すらありません。むしろ植えてさえいない段階笑

オーナーのご主人と、いちから一緒にがんばろう!といいながら、迎えた初日、ご主人は僕に指示だけのこし、生まれた国(イスラエル)へと一時帰国のため旅立っていきました。

…まるなげかーいっっ!!笑 そしてここから思いもよらない濃厚な日々がはじまりました。。。

最初のおしごと。まずは生き残ろう。

すしの記念すべきさいしょのファームジョブ。それは火事が起こった時ににげるための道を作ることでした!
そう、命がいちばん大事!生き残りましょう!

藪というかもはや森?を切り開いて避難する道(ファイヤートラックというそうです)をつくるために、
手渡されたのは、刃渡り50㎝くらいの鉈(なた)のような剣のような見たこともない武器
それを両手に持ってひたすら振りまくり木や枝をなぎはらって進むという。。。戦士ごっこ?

素早く振りぬくとシャーーン!!という音とともに枝がばっさばさ落ちていくのが快感になってきて、けっこうのりのりでブンブンブンブンやってました笑

故郷の両親がそのときの僕をみたら、間違いなく絶句していたに違いない。。。あのベルセルク(狂戦士)はうちの息子じゃない!!!笑

装備をととのえ、開墾修行。

もともと道があったところもあれば、ないところも。とにかく切っては進み、切っては進み。
途中でのこぎり、鍬(くわ)、バールを手に入れて、装備が充実したすしはさらに奥地へと進んでいきました。
とげのある木や草もなんのその、引っこ抜ける木は引っこぬく!
もはや農作業というより開墾作業!むしろ開墾修行!!

それまでの都会暮らしで、ぬるま湯にどっぷりつかっていたもやしのような僕は、ほぼジャングルのような場所で日を追うごとに鍛え上げられていきました。

開墾王に、俺はなる!

日にやけ、切り傷が増え、太くなっていく腕。木を切り倒し、土を掘り起こしたくましくなっていく足腰。
単純に身体的な成長が感じられることはもちろん、なにか生物としての生きぬく力、タフさが日に日に強く、そして研ぎ澄まされていくような感覚。。。

こ、これがRPGでいう”レベルが上がる”っていうことか( ゚Д゚)!オーストラリアでリアルRPG体験できるとは!!
…こうなったらしかたない!うおーーーー!開墾王に、俺はなるっ!!!

 

……いったいすしはどこへ向かっていくのでしょうか。。。

…次回へつづく。

 

 

 

ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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