「そろそろ妊活を始めたい・・・。」
「もしかして私、不妊なのかな?」
「不妊治療ってどういうことをするんだろう?」
こんなお悩みの方におすすめの記事です。
私たちは、結婚して10年目、妊活5年・不妊治療歴2年目の夫婦が、海外オーストラリアで受けた不妊治療の体験談をご紹介します。
前回までの不妊治療編はコチラ。
私たち夫婦の不妊治療は2021年8月現在も続いています。
今回は、昨年通い始めた不妊治療専門クリニックで、初めて治療を受けた時のことについてまとめていきます。
不妊治療クリニックについておさらい
前回の記事にも記載をしましたが、私たち夫婦が通っているクリニックは通称QFGと呼ばれるQueensland Fertility Groupというクリニックに通っています。
このクリニックを選んだ理由は前回の記事で説明しているので省きます。
私たち夫婦が初診を受けたのは2019年の7月で、実際に不妊治療を始めるまで、初診から半年経ってからでした。
それまでは子宮卵管造影検査を受けた後に言われるゴールデン期と呼ばれる期間だったので、自然妊娠に挑戦していましたが、残念ながら妊娠には至りませんでした。
半年近く経過した時に、”このままでは時間だけが過ぎていってしまう”という焦りを感じていました。
いざ不妊治療に挑戦!
35歳という年齢に近づいていく不安と焦りを解消するために、行動しようと決意を夫婦でしました。
2020年1月に再度クリニックを予約。
そして担当医にカウンセリングをしてもらい、治療に進む旨を伝えました。
先生も私たちの状況を踏まえて、治療に進むことが決定しました。
最初に私たちが行った治療は、日本で言われている排卵誘発剤を使ったタイミング法です。
タイミング法とは?
私たちが行ったタイミング法は、排卵誘発の薬を飲んで、排卵を誘発し、排卵日前に医師がエコーで排卵の様子を確認した上で、排卵日を予測し、そのタイミングに合わせて性行為を行って妊娠に導くという治療方法です。
実際に体験した治療について
私たちが行った排卵誘発のタイミング法の治療にまとめたいと思います。
排卵誘発は英語で”Ovulation Induction”と言います。
治療内容について
- まずはクリニックに生理を知らせる
- 排卵誘発の薬を飲む
- エコーの検査をする
- 医師に提案された日に性行為を行う
- 生理が来るか来ないか確認する
- 生理が来たら1に戻る
- 妊娠をしたらGPへ
まずはクリニックに生理を知らせる
まず生理が来たらクリニックへ電話をします。そこでD12(生理開始から12日目)にエコー検査の予約を取りました。それから指示通りに薬を飲むことになります。ナースのアドバイスでは生理が来ても午後であれば次の日がD1(生理初日)になるとのことだったので、午前中に来れば、その日がD1、午後ではあれば次の日がD1という認識で行動していました。
排卵誘発の薬を飲む
私がクリニックに処方してもらった排卵誘発の薬はLetrozole Sandoz(レトロゾール)というお薬でした。日本語で検索してみると、日本の不妊治療でも使われているお薬のようで、低刺激の排卵誘発を促す薬とのことでした。
購入は薬局で買うことができましたが、処方箋が必要でした。この薬はタブレットタイプなので、水分と一緒に摂取していました。医師のアドバイスで、D2(生理開始2日目)からD6までの5日間を、1日1錠内服していました。
薬の購入時に、薬剤師から薬の副作用を含めた説明書をもらったので、心配をしていましたが、内服中の副作用は全くありませんでした。
逆に長年悩んでいた顎のニキビ(排卵前後に出てくる憎いやつw)が出てこなったという嬉しい影響はありました!
エコーの検査をする
生理初日に予約したエコーの検査をD12に受けました、私のクリニックではクリニック内でエコーの診察をしました。
(オーストラリアではエコーやレントゲンは専門機関で受けることが多い)
今回のエコーは診察台に横になって、膣内の検査になります。日本と違うのは、日本ではリクライニングの椅子のような診察台ですが、オーストラリアではベットに横になって受けています。
また膣内検査になるので、下着やズボンなどは脱がないといけませんが、上にブランケットのような布をかけられるので、丸見えではなかったです。
エコーでは子宮内の内膜の確認と、卵子の大きさなどをチェックしてもらいました。
私の場合、どうですか?って聞いたところ
『Good!!』
しか答えてくれなくて、内膜が何mmとかわかりませんでした(笑)
とりあえず卵子が成長していること、内膜がOKな状態であることがわかりました。
(きちんと質問すれば答えてくれるみたいです。私も深く聞かなったので反省しています😇)
医師に提案された日に性行為を行う
エコーの後、問診で先生が
『何日ごろに排卵するから、この辺りにタイミングとってね!』
と言った感じで、大体の日程を教えてくれました。
先生には排卵日の2日前から排卵日の次の日までが、妊娠する確率が高いと言われました。
一般的に、卵子の寿命が、排卵後6〜24時間で、精子は2〜3日と言われています。
そう考えるとタイミングってかなり少ないですよね。。。
生理が来るか来ないか確認する
あとは通常の生活と変わりません。
生理周期が28日であれば、生理開始から28日前後に生理が来るか来ないか確認するだけです。
妊活をしている方であれば、この1週間前後が一番長くまたモヤモヤした日々ではないでしょうか?
わかります。私も何度となく経験し、検索魔と化していました(笑)
皆さんもご存知の通り、生理が来たらリセット、またふりだしに戻ります。
もしここで生理が来なかった場合が、自分で妊娠検査薬でチェックをして、陽性であればGPに行って診察を受けるという流れになります。
私の場合、カスリもしなかったので、また同じ治療を繰り返していくことになりました。。。
排卵誘発の費用はどのくらい?
今回の費用についてですが、1年前なので記憶が曖昧ですが、
- レトロゾール排卵誘発薬 30錠入り $24.39
- エコー検査 $150〜200
合計 約$180〜$230
私たちはメディケアを持っているので、エコー代の費用の$50〜$70ほどメディケアカバーがあり、返金されました。
それでも毎月のことになると高いですよね。
排卵誘発によるタイミング法って何回できるの?
先生に排卵誘発によるタイミング法は何回できるのか聞いてみました。
私を担当してくれた先生の場合は、6回までとのことでした。
他の国やクリニックに言ったことがないので、もしかすると先生によっては回数が異なるのかもしれませんが、参考にまで、私がアドバイスされた回数をお伝えします。
排卵誘発の治療を受けてみて
私たち夫婦の場合は、残念ながら排卵誘発によるタイミング法で授かることはできませんでした。
途中でコロナのパンデミックになってしまい、不妊治療自体ができなくなってしまった時期もありました。
それでも再開してからも含めて4、5回ほど挑戦しましたが、結果には実りませんでした。
エコー検査の時には、卵子にも問題は見つからず、内膜に関しても何も言われなかったので、タイミングが合わないのか、着床の問題なのかはわかりません。
しかし結果が出ないまま時間が過ぎていくので、その後、私たちはステップアップをすること決意しました。
さいごに
妊活・不妊治療に関しては、本当に人それぞれ原因や結果が異なるので、参考程度に読んでもらえると嬉しいです。
またもしオーストラリアで不妊治療や妊活で悩んだり、落ち込んでいる方がいるようでしたら、パートナーときちんと話をすることが一番大切ですが、他の家族や友人に相談できないようであれば、私でよければお話を聞くことができますので、コメントやお問い合わせください。
次回は、ステップアップした治療についてまとめたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
🌼noteの記事に音声で収録した不妊治療の体験談をまとめています🌼
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