こんにちは、すしです。
前回、滞在期間に合わせた、3種類の運転免許証の取り方をご紹介しました。
今日は、オーストラリアの各州ごとに、
・国外運転免許証が使える期間
・オーストラリア運転免許証を取得するときに必要な条件(日本の運転免許証をNAATIに訳してもらった書類を使って行う)
について書きたいと思います。
基本情報。州ごとに交通局が違う
オーストラリアは6つの州と、2つの特別地区に分かれています。
(New South Wales、 Victoria、 Queensland、 South Australia、Western Australia、 Tasmania、 Australian Capital Territory、 Northern Territory)
そして、ややこしいことに、それぞれの州がそれぞれ自前の交通局を持っていて、それぞれ名称は違うし、道路交通法が微妙に異なります(-_-;)
やや脱線しますが、特に面倒なのが、他州に引っ越した場合、車のナンバーだけでなく、運転免許証もその州のものに切り替えなくてはなりません。
以前、僕がVIC→QLDに切り替えた時、残存期限の返金が1年以上されませんでした。…横のつながり悪すぎません?笑
それでは気を取り直して州ごとに書いていきます。必要な州の情報をご覧ください!
ニューサウスウェールズ州
交通局はRoads and Marine servicesです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)があれば、3ヶ月間は運転が可能です。
それ以上滞在するようであれば、ニューサウスウェールズ州の運転免許証への書き換えが必要です。
書き換えに必要なものは以下です。(書類は必ず原本を持参してください!コピーは不可です)
・身分証明(詳細はこちら。リスト1、2から1つづつ必要です)
・日本の運転免許証
・日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)
免許の期間は1年($60)、3年($138)、5年($188)、10年($348)から選べます。(2019年7月現在)
ビクトリア州
交通局はVic Roadsです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)があれば(免許証自体の有効期限内であれば)期限なく運転可能です。(日本の免許証も携帯が必要です)
書き換えに必要なものは以下です。(書類は必ず原本を持参してください!コピーは不可です)
・事前のアポイントメント(オンラインでも電話でも可)
・身分証明(詳細はこちら。カテゴリーA、Bから1つづつ必要です。それらに住所が記載されていなければ別の書類の用意が必要です)
・日本の運転免許証
・日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)
・申込書(こちらからダウンロードできます)
免許の期間は3年($82.8)、10年($283.6)から選べます。(2019年7月現在)
クイーンズランド州
交通局はDepartment of Transport and Main Roadsです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)があれば(免許証自体の有効期限内であれば)期限なく運転可能です。
書き換えに必要なものは以下です。(書類は必ず原本を持参してください!コピーは不可です)
・身分証明(詳細はこちら。カテゴリーAから1つ、Bから2つ。もしくはAから2つ、Bから1つ必要です。それらに住所が記載されていなければ別の書類の用意が必要です)
・日本の運転免許証
・日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)
・申込書。最寄りのサービスセンターで申請時に記入して提出
免許の期間は1年($80.7)、2年($112.5)3年($139.2)、4年($161.05)5年($180.7)から選べます。(2019年7月現在)
サウスオーストラリア州
交通局はDriving and Transportです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証の英訳した書類(NAATI翻訳)があれば、12ヶ月間運転することが可能です。(パスポートの携帯も必要です)
実は同じ公式サイトの別ページでは、自国の運転免許証の有効期限がある限り運転が可能ともあります。念のため12カ月と考えておいた方がよいかと思います。
また、短期滞在者のサウスオーストラリアの運転免許への書き換えに関しては不明です。すみません。。。
自国の免許証の期限内であれば運転可能とだけあります。公式サイトを見る限り、短期滞在者の書き換えへと進むと、一から運転免許をとる流れに案内されてしまいます。
永住権、もしくは市民権保持者は可能です。(むしろ必須です)
ウェスタンオーストラリア州
交通局はDepartment of Transportです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)があれば(免許証自体の有効期限内であれば)期限なく運転可能です。(日本の免許証も携帯が必要です)
書き換えに必要なものは以下です。(書類は必ず原本を持参してください!コピーは不可です)
・身分証明(詳細はこちら。カテゴリーA×1、カテゴリーB×1、カテゴリーC×2、カテゴリーD×1の5種類。もしくはカテゴリーA×1、カテゴリーC×2、カテゴリーD×2の5種類が必要です)
・日本の運転免許証
・日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)
・申請書
また、24歳以下の方は筆記試験、実技試験が必要になります。
免許の期間は1年($44.05)、5年($149.5)から選べます。(2019年7月現在)
タスマニア州
交通局はTransport Tasmaniaです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)があれば(免許証自体の有効期限内であれば)期限なく運転可能です。(日本の免許証も携帯が必要です)
書き換えに必要なものは以下です。(書類は必ず原本を持参してください!コピーは不可です)
・身分証明(詳細はこちら。カテゴリーA×1、カテゴリーB×2の3種類。もしくはカテゴリーA×2、カテゴリーB×1の3種類必要です)
・日本の運転免許証
・日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)
免許の期間は1年($33.63)、2年($54.69)、3年($75.75)、4年($96.81)、5年($116.25)から選べます。(2019年7月現在)
オーストラリア首都特別地域
交通局はTransport Canberraです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)があれば(免許証自体の有効期限内であれば)期限なく運転可能です。(日本の免許証も携帯が必要です)
書き換えに必要なものは以下です。(書類は必ず原本を持参してください!コピーは不可です)
・身分証明(詳細はこちら。リストの中から3つ必要です)
・日本の運転免許証
・日本の運転免許証の英訳した書類(NAATI翻訳)
免許の期間は5年($192.7)、10年($358.4)から選べます。(2019年7月現在)
ノーザンテリトリー
交通局はDriving and Transportです。
国外運転免許証、もしくは、日本の運転免許証の英訳した書類(NAATI翻訳)があれば、3ヶ月間は運転が可能です。
それ以上滞在するようであれば、ノーザンテリトリーの運転免許証への書き換えが必要です。
書き換えに必要なものは以下です。(書類は必ず原本を持参してください!コピーは不可です)
・身分証明(詳細はこちら。カテゴリーA×1、カテゴリーB×2の3種類。もしくはカテゴリーA×2、カテゴリーB×1の3種類必要です)
・日本の運転免許証
・日本の運転免許証を英訳した書類(NAATI翻訳)
・申請書(こちらからダウンロードできます)
免許の期間は1年($32)、2年($49)、5年($99)、10年($170)から選べます。(2019年7月現在)
まとめ
・ニューサウスウェールズ州、ノーザンテリトリーに3カ月以上
・サウスオーストラリア州で12カ月以上
滞在の予定であれば、免許証の切り替えが必要になります。逆に、色々な都市を転々とするのであれば、
各州の免許証に書き換えなくて大丈夫ですね(*^_^*)
免許証の書き換えは、ウェスタンオーストラリア州で24歳以下を対象に筆記・実技試験があります。
書類に関しては、全州共通ですが、必ず原本をそろえることと、IDに関する必要な書類を確認するようにしてみてください。
手間はかかりましたが、はじめてオーストラリアの運転免許証がとれたときは嬉しかったのを覚えています(^-^)
長期で滞在予定のみなさんは、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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