オーストラリア生活

オーストラリアで初めて家を買うときに使えるお得な2つの制度

こんにちは、すしです。今日はオーストラリアのそれぞれの州・テリトリー政府が行っている、家を初めて買う人を対象とした2種類の大きな補助制度について書いてみたいと思います。
1つは名義変更税の免税・減税のTransfer Duty Concessions for homes(別名Stump Duty concessions)で、
もう1つは建設費用補助のFirst Home Owner Grant(ファーストホームオーナーグラント)です。

2つの補助制度とは?

2つのサポートは2000年7月に始まりました。州やテリトリーの基金による“自分が住むことを目的にとして初めて不動産を購入する人を対象とした減税、免税、補助金制度”のことです。
州やテリトリーごとに減免税・補助金の範囲、対象となる地域が異なります。詳しくはこちらから。
州、テリトリーごとのページは以下からどうぞ。
NSWVICQLDSAWATASNTACT

誰が対象?

18歳以上で、購入者(カップルの場合はどちらか1人)が永住権もしくは市民権保持者で、過去に不動産の購入歴がないこと。また、購入もしくは建物の完成から12ヶ月以内に入居し、最低6ヶ月以上住み続けることが条件です。
ちなみに、投資用の物件としての購入は対象外となります。ただし、一度自分で6ヶ月以上住んだ場合には、それ以降他人に貸し出しても問題はありません。

Transfer Duty Concessions for homes

Transfer Duty Concessions for homes(別名Stump Duty concessions)は家や土地の名義変更の際にかかる税金を免税ないし減税するものです。
免税減税の範囲は州・テリトリーによって異なりますので、上記のURLから州ごとにチェックの必要があります。
こちらの制度は不動産の種類(土地、戸建て、アパート)、また新築中古全てが対象となります。また、First Home Owner Grantとの併用が可能です。
参考までにNSWの場合で見てみましょう。名称はFirst Home Buyers Assistance Schemeです。
購入価格が$650,000以下の場合、Transfer Dutyが免税になります($650,000の場合$24,682が免税で$0に!)。
$750,000の場合はTransfer dutyが$20,990($8,192の減税)、そして上限の$800,000で減税額は$0となります。
NSWの場合の計算はこちらのページでできます。

First Home Owner Grant

初めて家を買おうと思って、いろいろと調べ始めた時にまずよく聞く名前はFirst Home Owner Grant(ファーストホームオーナーグラント)だと思います。
これは、新築の家を購入、もしくは土地を購入し家を建てた場合に補助金が出る制度です。NSWの場合には$600,000以下の新築の家、$750,000以下の土地購入+新築の建設費の場合に$10,000の補助金が出ます。こちらの制度は建物の種類(戸建て、アパート)は関係ないものの、残念ながら中古の物件は対象外となります。
Transfer Duty Concessionsとの併用が可能ですので、NSWの場合、最大でなんと$34,682分の免税+補助金となります。ありがたいですね〜

まとめ

ちなみに僕達すしかな夫婦は1軒目に投資物件を購入しようとしているので、これらの制度は使えません。そして、次に購入する場合には仮に自宅用であっても2軒目となるのでやはりもう対象外となります。残念!
最後に。各州、テリトリーごとに条件は異なります。州の中でも地域によって補助の金額が変わることもあります。そして、この制度はパートナーも含めて使えるのは1度のみです。
自宅用として初めての不動産を購入するにあたってとても有利な制度ですので、対象となる物件のエリアや価格をしっかりと確認をしたうえで利用されることをお勧めします!

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ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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