こんにちは、かなです。
今日は私たちがオーストラリアにワーホリで来てから、どのようにして永住権を取得したのかを紹介したいと思います。
永住権を取得するまで最初の入国から約6年かけて実現した永住権ですが、決して簡単な道ではありませんでした。ただ私たちが永住権を狙っていた当時、身近にワーホリから永住権を取得した人達や情報が少なかったので、この情報がすこーしでも誰かのお役に立てたらとおもいます。
*あくまでこの記事は私たちの経験の情報シェアですので、ビザについての最新の情報やアドバイスは移民エージェントや弁護士に相談することをオススメします。
私達が今まで取得したビザの種類と時期は?
私たちすしかながオーストラリアに最初に入国したのは2013年2月でした。そこからのビザの流れを簡単にまとめると、
2013年2月 ワーキングホリデービザにてオーストラリアに入国
2014年1月 セカンドワーキングホリデービザを申請・取得
2015年1月 2年間の学生ビザを申請・取得
2017年3月 卒業生ビザを申請、4月に取得
2018年2月 RSMSビザ(永住権)を申請
2019年1月 RSMSビザの許可がおり無事永住権を取得
と、このような流れで今までやってきました。各ビザについて興味ある方は下記のリンクに簡単な説明を記載してるので、こちらをご覧ください。
どんな分野・職種でどうやって永住権につながったの?
夫婦でワーホリでオーストラリアに来て、その生活スタイルや環境が自分たちに合っていると肌で感じ、オーストラリアに住みたいと決意しました。
当時、永住権に興味が出始めたものの英語もそこそこで、情報が少なかったため、お世話になっていた留学エージェントの方に相談しました。その時、永住権には色んな種類があること、また指定された職種、その資格や経験が必要なこと。また毎年ビザについては政府の意向で変更があることなどを教えてもらいました。
一番よくあるパターンはオーストラリア人とパートナーとなり、パートナービザを申請する話がありましたが、そこは残念ながら当時すでに既婚だった私たちには使えない手段でした。
なので他に手段はないかと、チェックしたのがSOLリストと呼ばれるSkilled Occupation Listでした。色んな職種があるなか、2013年当時、ビザが取りやすいと言われていた職種があり、その中で興味があったのがチャイルドケアだったのです。
日本での経験は?どんな資格?
残念ながら夫すしはチャイルドケアに興味はまったくありませんでした。なので自然と、私かながチャイルドケアの道にすすむことに。ちょうど私の兄弟に子どもが生まれ、甥っ子姪っ子ができてから子どもに興味があったのです。
しかし、日本では商社の営業事務というまったく関係ない仕事していたので、資格や経験はまったくありませんでした。そこで色々調べて、まずオーストラリアで資格を取って、仕事をして経験を積み、スポンサーを探そうというプランを立てました。
私が、弁護士や留学エージェントを使って調べて、Certificate III/ Diploma in early childhood education and careという資格を勉強することにしました。
なぜチャイルドケアで永住権が取れたのか?
当時、移民エージェントや弁護士に相談して聞いたのは、オーストラリアはベビーブームで子供の数が増え、チャイルドケアセンターの数も増えて働き手の需要があるということ。
しかし、給料は水準はEducationの業界でありながら低めに設定されており、オージーがあまり働きたがらない職種でチャンスがあるとのことでした。
たしかに、学生のころから現在にいたるまで、何か所かでチャイルドケアセンターで働いていますが、慢性的なスタッフ不足だけど、常に入園希望者でいっぱいです。なので、チャンスはあると肌で感じることはできました。
話はビザに戻りますが、私がオススメされたのは、2年間のフルタイムのコースでCertificate IIIとDiplomaを学び、卒業後に経験を積む期間を設けるため、卒業生ビザをとり、その間に地方でスポンサーをしてくれるセンターを探すという流れでした。
実際、学校に通っている間に、先生からの情報で卒業生がそのルートで永住権を所得したという話を聞き、すしと相談した結果、私たちもその流れでビザを取ろうと決めたのです。
残念ながら、そのRSMSMビザ(187ビザ)は2018年3月に条件の変更があり、現在では私達が申請した条件とは異なるので、細かい条件についてはここでは省きます。
ただ現実はかなり大変だった…
結果だけを見ると、私たちはまさにプラン通りの道をたどり、永住権を取ることができました。ただそこに辿り着くまでには時間、お金、肉体的・精神的な辛さに何度となくぶつかってきました。
私個人が辛かったのは、言葉と文化の違いによる壁を仕事先で感じることや、ビザの条件として必要なIELTSスコアをクリアすることでした。
なにより、ネイティブや他の経験者がいる中、経験が少なく、ただでさえ、ビザで限られた期間でしか働けない私が、ルームリーダーポジション(お部屋の主担任)をゲットしなければいけなかったことです。
さらに、その上で、会社からスポンサーを得るまでたどり着くのは不可能じゃないかと感じることばかりでした。
実際、私は何度も心が折れてたのですが、夫すしに支えてもらいここまでやってこれました。もともと資格や経験がまったくない私が永住権までたどりつけたのは、夫や同じく永住権を目指して努力している友達、事前にビザの下調べをしてプランを組んで動いたこと。
それに、常に新しい情報(ビザ・仕事など)を得ること、最後まで諦めない気持ちをもつことで達成できたと思っています。あとはタイミングをつかむことができる運と行動力も必要だと感じています。
さいごに・・・
2019年7月現在では、私たちが永住権を取得した方法ではビザがかなり取りづらくなっているようです。私達が取得したRSMSビザ(187ビザ)が今年の11月で廃止されるとの情報がありました。取得したビザがなくなるのは残念なことですが、代わりとなるビザができるようなので、新ビザについて調べてみたいと思っています。