こんにちは、かなです。
久しぶりにブログを書こうと思い、テーマを考えた時に色々シェアしたいことがあるなかで、今、私が考えていることを書きたいと思います。
私の課題は『これからの人生についてどうしていきたいか・どうなりたいか』。
今これをずっと考えています。
結論から言うとまだ答えは出てません。もしかしたらずっと答えは出ないかもしれません。
でも考えていく中で色々気づいたことがあるのでそれをシェアしたいと思います。
人生について考えることは自分の幸せについて考えること
『幸せになること』
これが一番大事なことだと気づきました。幸せになることが、人生の最終目標と言っても過言ではありません。
当たり前のことを何言ってるのと思うかもしれません。でもこれが一番難しい人生の課題だと私は思っています。
今、4週間のホリデーをとり時間がたっぷり使えるのにも関わらず、答えはなかなか出ません。
みなさんは自分の幸せってなんだと思いますか?
私は幸せって言葉はすごく抽象的で具体化するのが難しいと感じました。
これが私の幸せです!って自信を持って言うことができないのです。
ただ気づいたことがあります。
幸せは『人それぞれ違うということ』、『幸せは心の豊かさである』、『幸せはその都度、状況によって変わっていくこと』。
このことに気づいた時に私は前向きに人生について考えられるようになりました。
そして自分らしい・自分がなりたい幸せを考えれるようになりました。それまでは世間一般の幸せとは何か?みたい答えを探していた気がします。
もうそんなこと知ってるよという人はたくさんいるかもしれませんが、私にとっては大きな一歩であり、これからの人生の道筋になる言葉です。
なぜこのように考えるようになったか、個人的に気づかされた具体例を挙げたいと思います。
人それぞれ違うということ
友人の一言が心に響いた
つい最近、日本に住んでいる大学の友人とオンライン会をした時、仲良しグループでこれからどうするっていう話になりました。
その中に、結婚して子どもがいる子で今、専業主婦をしている子がいるんですが、彼女は結婚前はバリバリ仕事をこなし順調に出世していくことができる才能ある人でした。
ですが、子どもを出産して以降はずっと働いていません。私は専業主婦が悪いとかそういうことは全く思わないのですが、その子に対して才能あるのにもったいないなと思っていたんです。
そして今考えるとすごく失礼なんですが、本人対してももったいないから働けばいいのにと身勝手な意見を言ってました。
話を戻すと、オンライン会をしていた時にこの先のことについて彼女が言ったのは専業主婦を続けるとのことでした。その後に理由を聞いてみました。
彼女の答えは『働くことが私の幸せじゃないから』。
私はこの言葉を聞いて衝撃を受けました。
なぜなら私は才能がある人は働く・お金を稼ぐ=幸せという偏った考えを持っていたんだと気づかされたからです。
才能があるからって仕事でお金を稼いだり、キャリアを築くのが本人の幸せにはならないし、自分のやりたい事=働かないという選択ができるならやってもいいんだと思いました。
仕事やキャリアがその人の評価・幸せにはならないこと
実際、私たち夫婦の場合、そこまで金銭的に余裕があるわけではないので、全く働かないという選択は難しいのですが、働き方を変えてもいいんだと感じることができました。
今、私たち夫婦はフルタイムの共働きです。今後の目標である子どもの事や投資について考えた時に、やはりどうしてもお金のことが頭によぎります。
金銭面を考えると今が一番安定しているのですが、私自身、仕事でストレスを抱えることが多く、働き方を変えたいとずっと思っていました。ですが、金銭的な安定を捨て去るのがすごく怖くて、キャリアチェンジ・副業をしてお金を稼げないか、もしくはもう少し同じ状況を続けていくかとずっともやもやしていました。
でも友達の言葉を聞いて考えは変わりました。
自分が幸せじゃない状況を続けても意味がないと気づきました。なので、期限を決めて働き方を変えようと思っています。そう決心したことで私の気持ちはすごく軽くなり、夫も私が幸せなら応援してくれると言ってくれました。この決意は私の幸せにつながる一歩だと思っています。
幸せは心の豊かさである
この言葉は今の私にとってすごく大事な言葉です。将来の指針になる言葉だと思っています。
この言葉に出会ったのはお金について勉強していた時です。
人によってはさっきと真逆のことを言ってないか?と感じる方がいるかもしれません。ですが、幸せになるにはどうしてもお金が必要になってきます。
心が豊かになるにはどうしたらいいのか?と考えた時に、身体的にも精神的にも余裕がある状況だと考えました。
その状況になるにはどうしたらいいのか?
それは自由に生きることだと思いました。
自由に生きることは健康であり、家族や他の人間関係を築くことができ、時間をたっぷり使うことができ、金銭的余裕もあることだと私たちは考えています。
お金は自由に生きるための手段
そこで重要となってくるのがお金です。
さっきも言った通り、私たち夫婦はフルタイムの共働きです。
人生の半分以上を今は労働に費やしています。労働が嫌と言っているわけではなく、2人とも一生懸命働くのは苦ではないし、仕事をすることによってプライベートでは会えない人と話しをしたり、人生の勉強をできるのですごく良いことだと感じています。
オーストラリアで働くようになって英語も多少上達するし、日本と違う働き方ができて自分の成長につながっていると思います。
ですが、ワークライフバランスを考えた時に自分がなりたい状況とは違うなと感じているのです。
私の場合、ネガティヴで臆病で心配性な性格なため、ちょっとしたことがストレスに感じます。大半は仕事からのストレスです。
ストレスは健康を阻害するし、時間を仕事に費やし、自分のために使う時間が減っています。その状況は、私はあまり幸せだとは感じられません。
でも仕事を辞めたら収入がなくなって生活できなくる、ましてや今このコロナによる不景気で新しく仕事をするのは厳しいかもしれない。そんな負のスパイラル思考にずっと入ってました。
じゃあ仕事を辞めたら?っていうかもしれませんが、私はビザスポンサーで永住権を得ているので、雇用のコントラクトがあるため、今は辞められない状況です。
それでも先月、仕事で色々あり本気で辞めようとまで考え、さらに免疫が落ちたせいか体調を崩してしまうくらいどん底でした。でも辞めて、永住権が剥奪されることの方が私たちにとっては最悪の状況だと考え、今は前向きに仕事をしています。
話を戻すと私たちの今の経済状況では結局働かざるを得ないのですが、将来自由に生きることを考えて、”今”という時間を使いお金を貯めて投資をして、FIRE(Financial independence Retirement early)を目指そうというのが今後の夫婦の目標です。不動産投資がその一歩です。
お金について少し勉強して思ったのは、お金は幸せになるために大事です。
だからと言ってお金=幸せではありません。
先ほども言った通り、自由に生きるたの手段として必要だなと思いました。
そして心を豊かにするには、余裕がある状況の方が自分の人生を丁寧に生きることができ、その生き方が健康や人間関係を構築する時間に費やすことができると思います。
ビザや英語も手段であって目標・目的ではない
最近になってようやくビザや英語も手段であって、目的ではないと感じられるようになってきました。
オーストラリアに来て約7年、その大半をビザと英語について考えてきました。
私が最初にオーストラリアに来た目的は英語を勉強するため。そして永住権を取ることが、約2年前までの私たちの目標だったのです。
でも最近は考えが変わってきました。英語は色んな人と会話したり、情報を得るため、仕事をするための手段で、永住権は私たちが幸せに暮らすために必要な手段の一つだということ。それを今まではゴールだと勘違いしていました。
確かに指針として目標設定にするのは大事なんですが、あくまでビザや英語は人生のshort termのゴールなんじゃないかと感じています。
自分の英語力は棚に上げておきますが、そのゴールを達成した今、ようやく私たちは人生というlong termのゴールについて考えるようになりました。
私たちの例でいうと子どもの事について本格的に考え始めたのも、ビザの縛りが消え貯金ができるようになり将来に備え始めたのも、ここ1−2年です。永住権が取れるまで約6年費やしました。そう聞くと人生めっちゃ使ってない?と思うかもしれませんが、これからは人生100年時代と言われています。
私たちは30代半ばなので、順調にいけば約60年近く人生が残っています。人生まだ1/3しか過ごしてません。残り2/3を幸せに過ごすためにようやく準備し始めました。
結局何が言いたいかというと、今英語やビザに悩んでる方、辛くて大変な気持ちはすごくわかります。お金もかかるし、保証はないし、先も見えない。私たちも同じ状況でした。
ですが、もう少し先の目標や人生(long term goal)について考えてみると、これからどう行動するべきか見えてくるかもしれません。そして途中でburn outせずに済むかもしれません。
幸せはその都度変わっていく
これはつい先日、夫から言われて目から鱗だった言葉です。
さきほど言っていたことと真逆になるかもしれませんが、私は将来どうしたいか、この先どう行動していくかずっと悩んでいました。人生の目標設定は必要だと思うんです。将来が霧がかって何も見えない状況だと行動のしようがないと思うんです。
でも”今”を生きること、”今”を幸せに思うこともすごく大切だと気づきました。
将来の為に今我慢しなきゃってずっと思っていました。
確かに頑張り時は今まで何度もありました。私たちも海外移住、学校で勉強、仕事スポンサー探しなど、様々なチャレンジをしてきました。それを達成した時の満たされた高揚感も味わってきました。
後から振り返ると頑張ってよかった、自信につながったと思えるのですが、当時はもう辛くて嫌で諦めたい気持ちでいっぱいでした。今思うと自分を不幸だと思っていた気がします。
でもそうじゃなくて、”今”小さくても幸せに感じることができるとすれば、気持ちも前向きになれるし、もっと人生を楽しめていたと思います。
ワーホリをしていた時と今の私とでは幸せの感じ方は違っています。ワーホリは仕事をゲットして働けて、多少の生活費を稼げてすごく幸せでした。でも今は仕事でストレスを感じ働き方を変えたいと思っています。同じ私なのに、今置かれている環境・状況によって幸せの感じ方はまったく異なるのです。
なので最近、将来の幸せについて考えてて答えが出なくて、ずっとモヤモヤしていました。でも違うんだということに気が付きました。
今できることをやって、それが幸せに感じる・繋がれば良いと思えてきました。
来年のことなんてどうなるか全くわからない、ましてや今コロナの影響で、生活が激変した人がたくさんいらっしゃると思います。私も去年、2020年がこんな状況になるなんて想像つきませんでした。なので、今来年のことを考えても仕方ないかと思っています。
ただ今できる範囲で準備したり、行動するのは必要だと思います。
年齢にとらわれすぎないこと
時間は有限です。って言葉を聞いて確かに!今やらなきゃ!と焦ってしまいませんか?
私もそう考えてました。
確かに時間は限りがあるので、後悔しないように生きていきたいのですが、年齢にとらわれすぎてもダメだなと思いました。
ビザを考えてる人には避けて通れないかもしれません。私もかなり焦っていました。
最近の私が焦っていたのは、子どものことについてです。また別記事で書きたいのですが、妊活を始めて年齢は避けては通れないと感じました。もうすぐ35歳になるので、卵子の老化や不妊治療の費用などを考えると制限されてしまうとかなり焦っていました。
また考えだけでなく、人間関係にも影響しています。
日本の目上の人を敬う精神で、あの人年上だから敬語で話そうとか、年上だから経験値が高いんだろうなと年齢基準で考えてしまうことがいまだにあります。
オーストラリアではほとんど年齢の話はしません。上司だろうが部下だろうが関係なく、仕事先でもカジュアルな喋り方をみんなしています。若いからって経験不足という訳でもありません。Twitterや直接出会った人で年下でも経験豊富で尊敬できる人にたくさん出会いました。
そして何歳になってもチャレンジできるということ知りました。
これからまた勉強したっていいし、若いからって仕事辞めたらダメということはないんだと思いました。
30代半ばなんて人生で一番充実してるんだから今が頑張りどきと言われるかもしれませんが、年齢は関係ないんです。今、休みたいと思ったら全力で休んでいいし、年を重ねてから再挑戦したっていいんです。
そう思ったら気が楽になりませんか?
私は肩の力がスッと抜けました。物事をすごく偏って見てたんだと思いました。
そしてそのことに気づけてよかったと思ったのでシェアしたいなと感じました。
さいごに
今自分が置かれている状況によって感じ方は人それぞれ違うと思います。
たぶん先月の私なら、なに綺麗ごと言ってるんだこの人?ってなってました。夫からの前向きなアドバイスでさえその時はまったく受け入れられませんでした。でも”今”の私が感じたことは将来にとってすごく大事なことにつながるんじゃないかと思い書くことにしました。
みんなで頑張ろう!なんて思いません。私は先月、頑張りすぎで心が折れたからです。
頑張るのをやめて、ただ自分の幸せについて考えるようになって前向きになれました。
私自身を含め、みなさんがそれぞれの形で幸せを感じられたらいいなと思っています。