オーストラリア生活

個人売買のレシートの書き方

こんにちは、すしです。今日は、個人売買をする時のレシートについて書いてみたいと思います。

日本ではそこまで一般的でない個人売買ですが、オーストラリアでは数ドルのものから、大きいものでは数万ドルの車まで個人間でばんばん売り買いされています。

僕は、今までにオーストラリアで、個人間で車の売買を6回しました。それと、7回の引越のたびに家具、家電を売り買いしてきました。
それでも、レシートのおかげもあり大きなトラブルはありませんでした。

レシートに必要な情報

さて、さっそく必要な項目を見ていきましょう。

・売り手と買い手の名前、住所、サイン
・売り買いするモノの情報
・金額
・日付
・必要があればその他の条件。

以上です。簡単です。形式は特に決まっていません。ノートの切れ端でもいいですし、手書きでまったく問題ありません。
重要なのは同じ内容のものを売った人、買った人がそれぞれ1枚づつ持つことです。
※ちなみに、金額は数字よりも、Five thousand five hundred and fifty five dollars and fifty five centsのように書くとより安全です。

僕がつくった、汎用レシート、車両用のレシートを参考に載せておきます。
もし使いたい方がいましたら、どうぞご自由にお使いください(^.^)

レシート汎用  レシート車両用

いつレシートが必要か

僕の場合は、金額が小さくて、その場で決済する場合には相手が望まないかぎり作りません。(もちろん作ってもかまいません)

金額が大きい時、数量が多い時、デポジット(預り金)が発生して、後日引き取りに行く、来てもらう時などに必ず準備ようにしています。

レシートを用意するのはすこし手間なんですが、レシートを用意するメリットの方が大きいです。

買う場合のメリット

・取引の精度があがる
・車などの場合、登録時に必要
・デポジットの持ち逃げ、他の人に売られる、粗悪品を売られるなどのリスクが減る
・条件を付けられる
・真剣度、信頼度を表せることで、交渉がしやすくなる
・何かあった場合、証拠になる

自分が買う場合、多くのメリットがあります。
変なものを掴まされないようにするためにも、また、そうなってしまった時の為にも、レシートと通して、相手の情報を得ておくのは良いことです。

こちらがレシートを用意することで、売り手に、しっかりとした買い手であることが示せます。
そして、買う気があることが示せるので、交渉が有利になる場合があります。
(デポジットとレシートを用意していって、この金額で良ければ今すぐに買う。のように交渉できる)

売り手がレシートの記入をいやがるようならば、やましいことがある可能性もあるので、買うのをそこでやめられます。
逆に売り手の方がすすんでレシートを用意してくれているのであれば、より信用度があがります。

デポジットを払って後日引き取りに行くようなケースも、デポジットの持ち逃げはもちろん、他の人に勝手に売られてしまうなどのリスクを下げることができます。

また、金額や条件についての、言った言わないといったトラブルが避けられるのはとても大きいです。
例としては、車を買う場合に、Road Worthy(Safety Certificate)を売り手が付けるか付けないかや、引き渡し日など。

売る場合のメリット

・条件を付けられる
・何かあった場合、証拠になる

売り手の立場でもメリットは多くあります。たとえば、条件として、No return, No refund is availableと加えると、返品されるのを防げます。

また、大きいものを売った時によくあるのが、引き取りの日に来ないケースです。
僕が引越でいろいろ売った時に行ったのは、デポジットを必ずもらい、引き取り日を決めることです。
そして、引き取りの日に来ない場合にはデポジットの返金はできないという条件をつけることです。これによって、ほとんどの人はきちんと約束通りに引き取りに来てくれます。

日本では、口約束でも、条件通り、時間通りに取引をしてくれるイメージがありますが、オーストラリアではいろいろな文化があるので、
文章で明確にしておくことにより、不要なトラブルを避けられます。これはこちらに来てから学びましたが、とても大事なことです。

ちなみに、車を売った直後や名義変更の前に、買い手が交通違反をした場合などにも、レシートに売った日付と時間があれば証拠として使えます。(これけっこうよくあるトラブルです)

まとめ

個人売買は、個人間で行われるのでさまざまなリスクが潜んでいます。中には粗悪品を売りつけようとする人もいるかもしれません。
しかし、うまく利用することで、大きなメリットを得られます。買う場合には、相場より安く手に入ったり、交渉して安く買えたりできます。
捨てるのに費用が掛かるものを引き取ってもらえたり、車の場合、ディーラーに売るよりよほど高く売れたりします。

個人売買は、オーストラリアではすでに一般的ですが、日本でもメルカリの登場によりかなり広まってきましたね。
個人売買は、売り手にも買い手にもメリットがあるし、ゴミを減らせるので、これからさらに広まっていってほしいなと思います。

初めての個人売買はドキドキでしたが、一度良さを知ってしまうと便利でやめられません。
レシートはそれをサポートしてくれるツールです。

ぜひ、個人売買の際にはレシートを2枚用意して交渉に臨んでみてください。

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ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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