オーストラリア生活

オーストラリアで視力矯正手術(眼内コンタクト)を受けてみた①

こんにちは、かなです。

前回の記事で初診検査について書いていましたが、先日オーストラリアで視力回復手術を受けてきました。

今回はどんな手術を受けたのか、手術を決意した理由や、また手術前の気持ちやあれこれを書きたいと思います。

私が受けた手術について

私が今回受けた手術はRefractive Lensectomy surgery & IOL Implantsというものです。日本語に直訳すると屈折レンズ切除&人工眼内レンズ移植です。うーん、なんだか難しい名前だけど、とりあえず視力矯正できる眼内コンタクトの手術なんだろうなぁと手術前日まで思っていました。この楽観的思考が後々、自分自身を不安にさせることになります…。

手術を決意した理由

日本にいる頃から、視力回復手術に興味がありました。幼少のころから目が悪く、眼鏡やコンタクトが欠かせない日々を送り、コンタクトの手間や煩わしさに嫌気がさしていました。ただやはりあまり知識がなく、目にレーザーをあてるレーシックの恐怖感や、失敗や感染のリスク、治療費の値段などからためらってきました。

ですが今回、決意した理由はやはり体験者から直接お話を聞いて、その人の回復の経過を間近で見ることができたからです。その人に『人生変わるよ!』と言われたのが最後のダメ押しでした。

つまり私も人生変えたいっ!!って思ったのが最大の理由です。

あとはその人がレーシックを受けたクリニックが家から近く通いやすく、ある程度貯金してたので治療費を払える状況であること、主人も私がやりたいならと快く了承・応援してくれたことも今回手術を決意する要因になりました。

やはりタイミングって大事ですよね!

注意喚起!手術前にきちんと調べよう

私は昔からやりたい!と思ったことは我慢できずに即行動したいタイプなので、ほぼ不安を感じることなく、予約をとれた瞬間からテンション爆上がりでした😆

とはいえ、目は一生モノなので、ある程度リサーチをすることにしました。

まずは予約したクリニックのサイトで担当Drや手術について調べました。ある程度良い評価であり、経験もかなり豊富なDrで、また知り合いの担当も同じDrで高評価だったので、Drについてあまり心配しませんでした。

と、いうより今、私達が住んでる街では、他の都市に比べて選択肢があまりないので選びようがないというのもあります。そのかわり、この街のみんなはだいたい同じDrにやってもらってる=経験豊富で安心と解釈することにしました。実際、職場で他にも同じDrで手術受けた人がいました。またそこのクリニックで働いてる他のナースやDrも同じ手術を受けて、歳をとっても眼鏡入らずという話を聞いて、安心したのを覚えています。

手術については医療英語も分かりづらく、日本のサイトでも調べることにしました。ここで、私は大きな勘違いをすることになります。。。日本でも最近、ICLという眼内コンタクト手術がよく知られるようになったらしく、ICLの情報はたくさん出てきました。

私がとてもわかりやすいと感じたサイトはこちら

あとこのICLが有名になったのは芸能人の指原莉乃さんがICL手術をしたらしく、私の母親から教えてもらいました。

指原莉乃 on Twitterから参照指原莉乃 on Twitterから参照

このICLが私の受ける手術と同じなのか、『IOL』というキーワードで検索し、出てきたフェイキックIOLという言葉とICLが似たような感じで出てきたので、ここで私の脳内でIOL=ICLと認識してしまいました。
しかし!!!それは間違いです!!!

そもそもIOLとICLって何?

IOLはIntraocular lensの略でICLはImplantable contact lensの略です。どちらも平たくいうと眼内コンタクトレンズです。じゃあ何が間違いって叫んでるのっていうと、フェイキックIOLとは何かを私は理解していませんでした…。

フェイキックIOLとは?

フェイキックIOLはPhakic Intraocular lens(有水晶体眼内レンズ)という意味です。この有水晶体というところを私は理解していませんでした。

日本のサイトで調べたらよく出てくるのはレーシックみたいに角膜を削ることなく、また水晶体を取り除くこともなく、小さなレンズを目の中に移植して視力を回復させる視力矯正手術です。ホールICLというのがメジャーのようです。

最初の私の手術名に戻ると、Refractive Lensectomy surgery & IOL Implantというものでした。日本語の直訳は屈折レンズ切除&人工眼内レンズ移植です。そう、レンズ切除しました。つまり、水晶体を取り除いてから眼内コンタクトを移植したのです。

この術式は日本でもあります。白内障手術で行われる手法だそうです。これをアフェイキックIOL(Aphakic IOL)とも言うそうです。

ここで伝えたいのは、きちんと理解した上で手術を受けましょうということです。私はきちんと調べたと思っていてもきちんと理解しておらず、前日に違うかもと気づきかなり不安になりました。ですが、お金も払って手術は明日なので後の祭りでした。

※注意※

ここで伝えたいのは手術が良くない、失敗したということではなく、私の下調べ不足で勘違いしていて不安になったという話です。事前検査で手術可能かどうか判断してくれるので、個人の状況によって、レーシックや眼内コンタクトが受けれるかどうかは変わってきます。私の受けた手術自体が悪いとは思っていませんし、術後も順調に回復しています。あくまで自分の失敗談で、もし誰かが手術を受けたいと思った時に参考になればと思い、記載しています。

手術前にやったこと

私が手術する前にあたってやったことをまとめると以下の通りです。

・事前に検査を受ける

・予約後、GPに行って必要書類にサインしてもらう

・手術の2週間前から目薬(ドライアイなどに効く目の潤滑剤)を1日4回点眼する

・手術の5日前までに書類の提出、費用の支払い

・手術の5日前からコンタクトを使用するのをやめる(眼鏡を一日中使用)
→クリニックの推奨はソフトコンタクトであれば3日前からでOKでした。

今回の費用は?

私のクリニックではMedicareでは一切カバーされませんてした。プライベートの一部の保険では費用を負担してくれるのもあるそうです。

今回の主な費用の内訳ですが、

・事前検査費用 A$75

・潤滑用の目薬 およそA$8

・術後の目薬代 おそよA$140

・手術代(レンズの計測込み) 片目およそA$1390 両目A$2780

・日帰り手術(Day surgery)代 片目およそA$2700 両目A$5400

・麻酔代 片目A$225 両目$450

合計 約A$9,000

おそらく個人の目の健康状態やクリニックによって値段は異なると思いますが、安くはありませんでした。でも一生モノと考えて、これからずっとレンズ代や洗浄液代、メガネの購入を考えれば、手間代含め支払う価値があると私は感じました。

 

手術前の気持ち

上に書いた通り、私は前日に勘違いに気づき、かなーり不安になりました。それまでは他の人に手術怖い?って聞かれても全然怖くないと本気で答えていました。正直、数年前に大きな手術をオーストラリアで経験していた為、数十分で終わるだろう目の手術をなめていました😅それでもお金払っちゃったし、なるようになるという気持ちで手術に臨みました。

さいごに

長くなってしまったので、手術当日以降の様子はまた別に書きたいと思います。

大事なのでさいごにもう一度言います。

みなさん下調べはきちんとして、理解した上で手術を受けましょう!笑 そうすれば、術前の不安はなくなります。

 

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ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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