オーストラリア生活

“普通シンドローム”から抜け出そう!

こんにちは、すしです。

今日は、僕が勝手に名付けた“普通シンドローム”とはなにか、また、そこから抜け出す方法について書いてみたいと思います。
読んでくださっている方のなかにも“普通シンドローム”にかかっている方もいるかもしれません。

書こうと思ったのは、なにを隠そう、僕こそが以前、普通シンドロームにどっぷりかかっていたからです笑
そして、少しづつそこから抜け出せたことで、気持ちが楽に生活できるようになったのです(^.^)

普通シンドロームってなに?

僕の考える普通シンドロームの症状とは、「普通○○だよね」「◯◯するのが普通だよ」「○○が常識でしょ」といったように、

何かを判断する際、必要以上に自分が思う普通・常識を意識しすぎたり、

周りからどう見られるか(人と違っていないか)を気にしすぎたり、必要以上に空気を読んでしまうことです。

また、それらを他人に対しても知らず知らずのうちに要求し、イライラしたり、ストレスを感じてしまいます。

怖いのは、自覚症状がない(気づいていない)ことと、常に息苦しく感じて辛いことです(;^ω^)

どうしてシンドロームにかかるの?

僕の場合、学生時代にスポーツ、部活動をとおして、また、日本の文化、教育を通して徐々にかかっていったと思います。
団体スポーツを通してたくさんの大切な事を学び、感謝していますが、普通シンドロームを患ったのはこの時期でしょう笑

行き過ぎた厳しい上下関係は思考を奪い、自分が不快な状況でも、求められる要求にこたえるようにしつけられました。
理不尽に対して耐性はつきましたが、同時に独創性は低下し、悪目立ちすることを極力さけるようになりました。
練習やそれ以外での連帯責任という名の下での罰則は、足を引っ張るということへの強い恐怖心を生みました(-_-;)ひぃーー

他人の顔色を窺い、お荷物にならないように振る舞う基礎はじっくりと時間をかけて作られました。ははは( ;∀;)

また、素晴らしい文化だと思いますが、相手を慮ることは、時として社会全体の雰囲気として反対意見を言いにくかったり、とりあえず右へならえといった空気を生み出すこともあります。

そして、長所を伸ばすよりも、短所をなくそうとする教育も、当時あったように思います。通信簿の5よりも1に目が行くっていう感じです。

僕の場合はこのようなことが重なって、とりあえず我慢しよう。人と同じことをしておけば安心。はずれた意見や行動は迷惑をかける。といった思考ができあがって、症状は進行していきました。

かかるとどうしてツラいの?

何がツラいかというと、

・自分の考えがなく、感情がおいてけぼりなこと
・行動基準はどうすべきかで、どうしたいかが選べないこと
・常に自分と他人を比べてしまうので満足できないこと
・常に間違ってないか他人からズレていないか心配なこと
・自分基準で動く人にイライラしてしまうこと(自分がうらやんでいることに気づかない)
・考えが偏ってしまうことと、それに気が付けないこと
・新しい意見を受け入れられないこと(判断基準は多数意見はなにか、しか持っていない)

そして、それらを自覚した時に自分に絶望することです涙 ちーーん

例えば、自分がどうしたいのか考えてもなにも思いつかない時。思いつくのはこうすべきということだけ。
他人からこれなんでダメなの?って聞かれたときに、だってこれはこういうもんじゃん、普通、ねえ?みたいな返ししかできなかったり。
自分がこれはこうと思い込んでいたことが、ネットニュースのガセネタレベルで、それを鵜呑みにしていたことに気づいた時。

自分の無知が情けないというか、底が浅すぎて恥ずかしいというか、それまで疑問に思わなかったことが怖いというか。。。
そういったことを自覚した時の失望感は本当にしんどいです(T_T)

どうやって症状を改善していくか

根本としては2つだと思います。

1つは、自分と他人は違うということを認識し、様々な考え方を受け入れること。
もう1つは、自分の思う普通・常識は考え方の一例だと認め、他人と比べるのをやめることです。

自分の地元から出たことのある人はわりとイメージできると思うのですが、地域が変わればルールや常識が変わります。住んでる人たちの考えかたも違います。
考え方は自分の所属するコミュニティーによって大きくことなります。さまざまな考え方の存在を受け入れられれば、
一方的に、これは○○が普通。◯◯が常識でしょという思考から抜け出せます。

日本で住んでいた時、お客様は神様だと何度も聞きましたが、オーストラリアにきて、お客さんと店員さんは対等だという考え方を知りました。
当初こそ違和感があり、閉店間際に入店して帰らされた時はイライラしましたが、なれると、まあそんなもんかなという感じです。
考えの違いを受け入れたことで、イライラを解消できたのです(^.^)

また、自分と他人を比べてしまうと、いつまでたっても満足できません。
自分の考え方と常識は他人とは異なります。自分の正解を他人に押し付けても生まれるのはストレスだけです。
これがわかると相手の立場でものが見えたり、比べる必要がなくなるので気持ちが楽になります。

日本でサラリーマンをしているとき、忙しい時に定時でさっと帰っていく人を見て、どうして協力してくれないんだ、空気読めよと不満に思った時がありました。
いま思うのは、一番大切なのは自分や家族なのだから、それを優先するのは当たり前。という考え方があるということです。

どうしてあの人はいつもああなんだ。ほんとにわかってない。みたいな思考に陥った時には自分の思考が凝り固まってきているのかもしれませんね(*´ω`)

まとめ

僕の場合は、妻の誘いのおかげでオーストラリアに来ることができ、それがきっかけとなり普通シンドロームは改善していくことができました。

色々な考え方があることを身をもって知ることができたことで、自分に対しても◯◯でなくてはならないというプレッシャーから解放されました。
他人と比べることをやめることで気持ちも楽になり、イライラも減り、幸せ度が上がりました(*^^*)

普通シンドロームに陥っている方がいましたら、この機会に自分を解放してあげてみてはいかがでしょうか?

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ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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