こんにちは、オーストラリア生活7年目のすしです。
今日は、不安症で超ネガティブ思考だった、当時27才の僕(衝撃のTOEIC276点…恥ずかしすぎる。。。)が、英語をやるしかない!と思った経緯について書いてみたいと思います。
(↑学生時代に勉強しとけよ!ってツッコんだ人、ごもっともです笑)
結果として、後ろ向きな動機ながら、一歩踏み出せたことで、僕の視野は広がり、人生が大きく変わりました(^-^)
将来の仕事、キャリアへの不安がある方や、英語に限らず、外国語の習得を考えているかたの参考になればうれしいです。
人生ほぼ詰んでる?
のっけからネガティブな感じで申し訳ないんですが、、、正直なところ、きっかけはやりたいことや夢のためのような前向きな動機では全くありませんでした(^-^;
僕が英語を話せるようになりたい!と思ったのは、社会人3年目、東京でサラリーマンをしているときでした。
当時の僕は、好きで入った会社にも関わらず、その職場で働き続ける未来がイメージできず、将来への大きな不安を抱えていました。
当時の僕は、経験や能力がないのはもちろんでしたが、自分に自信がなく、将来に対しても悲観的でした。
きっと安月給(約月20万)と引き換えに、このまま体も心もすり減らすように生きていって、40代くらいで体や心をやんでしまうんだろうなぁ。
そして、特別なスキルのない自分は再就職先を得られないに違いない。結婚も子供も無理だ。
…人生ほぼ詰んでるーーーーー(;゚Д゚)汗
僕の知った現実は厳しかった泣
そこまで思い込むに至るまでには、僕の体験したことが関係してきます。
僕の人生をかるく振り返ってみると、
・スポーツに打ち込んだ小、中、高校時代 (うぶ時代前期)
・スポーツに打ち込みながらやりたいことを見つけた大学時代 (うぶ時代中期)
・やりたいことをさらに突き詰めるため通った専門学校時代 (うぶ時代後期)
・好きな業界に飛び込んだにも関わらず、厳しい現実を知った社会人時代 (社会にもまれ期)
・ワーホリで渡豪し、紆余曲折へてオーストラリア永住権を獲得→現在(迷走期?)
といったかんじです。
好きなことを仕事にしたい。好きなものを通して社会の役に立ちたい。頑張っていればいずれ報われる。
そんなことを無邪気に信じていた学生時代のうぶな僕にとって、僕の見た日本での現実社会は違ったものでした(*´ω`)
デザイナー入社のはずが、なんでもやる課のような部署に配属、もともとの人員の半分になった部署でほぼ引継ぎなし)されたことから始まりました。
当時のむちゃぶり配属についてはこちらの記事をどうぞ。
月100時間を超える残業が普通、パワハラもあり、本社の全社員の前で上司に頭をはたかれたこともありました笑
会議室からは罵声が聞こえてくるのが日常、どんどんやつれ病んでいく同僚、上司、そして減らされていく給料。20年後、僕はあんなふうになりたくない~泣( ;∀;)
今ではブラック企業という言葉がありますが、そこまでひどくはないにせよ、オフホワイト的な場所で働いていたのかなと思います笑
大卒後に親からお金を借りて専門学校まで行っておいて、こんなに簡単にいやになるなんてと自分を責めました。
ですが、僕にはそれでもこの業界でやり遂げるんだ!というほどの根性はありませんでした(-_-;)涙
そんな当時の自分にとって、英語こそが暗闇から抜け出す唯一の道だ!これで自分の将来の方向を変えるしかない!みたいなことを真面目に考えていました。
↑どんだけ思い詰めてるのよ笑
今思うと、おいおい、ちょっとビールでも飲んで落ち着きなよ笑 これからいくらだって変わっていけるさ(*´ω`) と声をかけてあげたいです(;^ω^)
僕の不安は尽きない笑
今でこそ、僕の見たそれは社会の一部であって、自分しだいで自分の居場所は選んでいけるとわかりますが、
無知で、努力の方向が偏っていた20代中盤の僕には、見えている狭い世界が、とても苦しいものだったのです。
もちろん、世の中には学生時代から将来のことを考え、努力していい環境を手にしている方々はたくさんいると思います!
ですが、実際には、さまざまな理由で僕と同じように、将来に対する不安を持っている方もいるのではないでしょうか?
望むにせよ望まないにせよ、儲からない、待遇の良くない業界にいたり。
低賃金で長時間労働をしていたり、保証のない形態で働いていたり。
会社自体の先行きが見えない状況で働いていたり、給料は良くてもストレスが大きかったり。
求められることは多く、頑張って働いても給料は上がらず、なのにこれから若い世代の負担は増えるばかり。
AI技術が進めば人間のやる仕事が減るけど、それでも自分が必要とされていくためにはどんなスキルを得ればいいんだろう。
そもそも平均寿命がのびていて、今30歳くらいの人は100歳近く、20代の人はそれ以上生きると予想する研究結果もある中で、
あと50年、60年働いていくってもう想像すらできません汗
こういう不安をもっている方、僕だけじゃないですよね(>_<)??
当時のような状況を変えるため、上記のような不安を消すため、この先、生きていくうえでの武器として僕は英語を選びました。
こうして、僕はとってもとっても後ろ向きな理由で英語の習得を目指すことにしたのでした(‘ω’)
実際にワーキングホリデーをしてみて
実際にワーホリとして渡豪しましたが、結論、僕としては大成功でした。
妻のお誘いのおかげでしたが、一歩ふみだした当時の自分の方をたたいてあげたいです(>_<)グッジョブ!
語学学校での勉強、世界中からやってくる学生との出会い、ホームステイ、現地でのアルバイト、ユニークなファーム生活。20以上の仕事をやってみた経験。
お金がなくて困ったり(一時期、夫婦で残高2000円ほどになったときもありました)、ビザをとるのに苦労したり、差別されたり理解されなかったり、
逆に意味わからないくらい本当によくしてもらったり。
海外(オーストラリア)で外国人として生活することで、日本と違った文化、考え方を知ることができたことも大きかったです。
そして、常にチャレンジをしないといけない環境にいたことで、結局はなんとかなるさという根拠のない自信を手に入れました笑
どれもが新しく、刺激的で、悔しかったり楽しかったり、辛かったり感動したり、絶望したり幸せだったり(*^_^*)
書いていて安っぽい表現だなと自分でも思うけど、本当にそう感じていたのです笑
あのままあの会社にとどまっていたとしたら、きっとこんな体験もできなかったし、今のような考え方にはなっていなかったです。
※日本で生活することについて、ディスっているつもりは全くありませんのであしからず。どこでなにをするのもいい面、悪い面が必ずあります(^.^) いずれは日本にまた住みたいとも思っています!
英語を学んでよかったこと
英語を学ぼうと決意した時には、視野が狭く、有利な転職といったとても限定的で盲目的なことしか見えていませんでした。
しかし、今思うのは、英語に限らず、外国語を学ぶということは、転職のみならず、
・その言語を介することで、コミュニケーションをとれる人たちが増える(英語を話す人口は15億人)
・膨大な情報を手に入れられる(例えば英語で得られる情報量は日本語の10倍以上)
・日本に何かあっても、その言語圏で生活ができる(英語は58か国、21の地域が公用語として採用)
・日本の良さや悪さがわかる(外に出るとイイところ、ダメなところが見えたりします)
・視野が広がる(自分の常識や正義は時と場所が違えばまったく通用しません)
といったことができるようになります。それはつまり、自分の視野が広がり、選択肢が増えるということだと考えます。
自分が選ぶこと、できることが増えるのはとてもいいことだと思います(*´ω`)
僕は、英語を学ぶことで、当初考えること、思いつくことすらできなかった多くの選択肢を増やすことができました。
これからは変化の時代?
終身雇用はすでに存在しません。これからは、さまざまな場面で、変化に適応していくことが必要になってくると思います。
健康寿命が長くなり、現役の期間が長くなればなるほど、時代の変化に応じて自分も道をえらぶことになっていくと思います。
その時に、多くの選択肢をもつことが、有利になり、自分や家族を助けることになると僕は思います。
30歳を過ぎると転職が難しくなると言われていましたが、これからは大人のギャップイヤーや、キャリアチェンジはもっと当たり前になってくるのではないでしょうか(^.^)
10代と50代の学生が同じものを学んだり、色々な形態の雇用が生まれたり。10数年前までYouTuberはいなかったですしね(*^_^*)
まとめ
あたりまえの話ですが、外国語を学べば人生安泰なわけではありませんし、100%幸せになれるというわけではありません。
たくさんの努力が必要だし、ストレスもお金もかかります。正直、別に全員にオススメしたいとも思いません。
ですが、どうしたらいいか行き詰っていた当時の僕にとって、英語を勉強すること、オーストラリアにワーホリに行くことはベストの選択だったと思います。
あれだけネガティブな思考にとらわれていた僕は、英語を学ぶことを通して、視野が広がり、選択肢を増やすことができました。
今現在、将来に不安があったり、行き詰っている人がいましたら、
外国語を学んでみるというのを検討してみてもいいのかもしれませんね(^^)/
追記:勉強嫌いな僕は結局IELTS6.5(TOEIC換算で820~870点くらいらしいです。本当かはわかりませんが)くらいで成長とまってます。
生活はできてますが、いまでも会話に苦労するし、一番有名なスーパーのWoolworths(ウールワース)はうまく発音できず聞き取ってすらもらえません涙 ちーん。英語ってむずかしー(*´ω`)