オーストラリア生活

外国人になってみてわかったこと

こんにちは、すしです。
日本を離れ、海外で生活していくことは、大きなチャレンジであり、楽しいこともツライことも多くあります。
今日は、そのなかでも、オーストラリアに住んで外国人になったことで、わかったこと、感じたことについて書いてみたいと思います。

日本人同士の親のあいだに生まれて、日本で育ち、日本人に囲まれていた時には考えもしなかったことが、外国人になったことで見えてきました(^.^)

外国語を使うことはストレスになる

当たり前のことですね笑 でも、特にTOEIC276点でオーストラリアに降り立った僕(恥ずかしいですが実話です)にとっては思った以上でした( ;∀;)

一番最初に空港からホストファミリーの家まで乗せてもらったタクシー運転手さんに始まり、移住して7年目の今でも、
コミュニケーションを取るたびに感じてしまいます。(英語がめちゃうまい人は違うかもしれません)

語学学校の授業で先生がなにを言っているのかわからない。自分の伝えたいことが話せないし、伝わらない。
自分が理解できない状況にいるということが、こんなにストレスに感じるなんて知りませんでした。
一日の授業が終わると頭がガンガンしてキーーーーってなるくらいでした( ;∀;)

だんだんと英語を理解できるようになると、自分の言ったことが思ったように伝わらなかったり、
日本語だったらもっと長い文章で表現できるのにと思ったりして別の不満が出てきます。

そして、話していることが大体わかるようになった7年目のいまでも、英語中級レベルの僕(IELTS6.5←もっと勉強しなさい)は、
日本語だったらもっと面白く話せて、同僚とももっといい関係が築けるのに。と思ったりとか、
電話をかけるたびになんて伝えたらいいかなって考えて緊張したりとか、そんなことを感じたりしてしまうのです。

そして、今後も、まったく知らないトピックだったり、単語が出てくるたびに、
大なり小なりネイティブレベルで英語を使えないことにたいして、モヤモヤを感じるのだろうなと思います(‘_’)

ただ、英語ができるようになっていくことで、自信をもつことができ、夢だったオーストラリア永住権もとれました。
なにをするにしても、チャレンジすると挫折、ストレスはついてきます。でも、だからこそ得られるものもあります。
たくさん手抜きもしたし勉強から逃げたけど、なんとかここまできたので、合格点ぐらいは自分にあげてもいいかなと思います☺

ちなみに、海外に飛び出している日本人のみなさんはもちろんですが、
日本にも留学生として来ている外国人がたくさんいます。言語の中でも特に習得の難しい日本語を使いながら、
濃ゆ~い日本人に囲まれながら頑張っている人たち、本当すごいと思います。
僕も第二言語で戦っている仲間です!一緒に頑張りましょう(*´Д`)!

外国人になって外国語を使って生活してみてわかったことは、母国語を使っているときには感じないストレスがずーっとかかっていくということ。
でも、それに向き合うことで得られる可能性や喜びがあること。そして日本語を一生懸命はなしてくれる人たちに優しくしようと思えたことです(*^^*)

差別はある。でもいい人がいっぱいいる

僕の住むオーストラリアでは、1973年まで白豪主義(白人至上主義)が政策として残っていたこともありますし、
今でも数ある政党の中には白人のみのオーストラリアを目指すというものがあります。(驚きですが事実です)

僕の経験ですと、ゴールドコーストで自転車に乗っているときに、車に乗った現地の若者からものを投げつけられたり、
すれ違い際に大声で叫ばれたりしたことが何度もありました。いわゆる差別された経験です。

ただ、そういった人たちは全体の中の一部で、ほとんどの人たちは異なるバックグラウンドに対して寛容です(^.^)
今まで出会った人たちのほとんどが外国人である僕に友好的に接してくれました。
とくに、自分も移民第一世代としてオーストラリアに来ていて、苦労をしてきた人たちはとても優しいです。

たまに差別的な行動をした動画などがニュースになるとけっこうな勢いで叩かれます。
本心ではどう思っているのかわかりませんが、声に出して人種差別をする根性のある人たちは少数だと思います(;^ω^)

かくいう日本でも、差別はあります。ある地域出身の人たちを差別したり、日本語が流暢でない人に横柄に接する人はいます。
でも、日本に旅行にいった友達や知り合いは親切な人達ばかりだったと言ってくれていますし、僕もそう思います。
どこに行っても残念な人はいるし、それ以上にたくさんステキな人たちがいるということだと思います。

外国人になってみてわかったのは、差別されると悲しい気持ちになること。でも、差別する人たちはごく一部で、
それ以上に、心から尊敬できる素敵な人たちがたくさんいるということです(*’▽’)!

日本に生まれた時点で恵まれている

個別の状況にもよると思いますが、一般的に見ると20世紀後半以降に日本に生まれただけでかなりラッキーです。
2019年現在、77億人いる世界中の人たち(国連調べ)の中でもめっちゃありがたい状況にいます。

内戦がないので、国民同士で殺し合いをしなくていいし、飲めるきれいな水はあるし、食べ物にもまず困りません。
独裁者もいないし、身分制度もないし、GDPは世界第3位です。すげーぜ。

治安はいいし、拳銃が町中にあふれてもいません。教育も受けられるし、日本のパスポートがあれば190ヵ国にビザなしで行けます。(2018年時点)

そういった情報は、知っていました。知識としては

ですが、実際に戦禍を逃れて難民としてオーストラリアにきた人、亡命していて自分の国へ帰れない(帰った瞬間に捕まってしまう)人、
仕事がなく、全てを売り払って移住してきた家族、出稼ぎに来ていて、高いオーストラリアの給料で祖国にいる家族を養っている人、
麻薬があふれ、殺人もひんぱんに起こる街出身の人、警察官が賄賂で富を築くのが普通の国から来た人などなど。。。

実際にそういった人と話したりすると、いかに自分が恵まれているかを思い知らされます。
かたや、仕事終わりのビールが美味しすぎて太ってしまってどうしようなどと考えていた僕。。。なんかすいません。。

悩みのレベルが違いすぎて言葉もありません(T_T)

外国人になってわかったのは、日本人はとても恵まれた環境にいること。そして、その状況を作ってくれた、たくさんの人たちに感謝しようと思えたこと。
自分も日本人の一人として恥ずかしくない行動をしよう、少しでも社会に貢献しようと思えたことです。

日本が好きだと気付く

これは海外に住んだことのある人は、みんな一度は感じたことがあるんじゃないかと思います(>_<)

日本にいるから会える家族や友達!美味しいご飯!日本語で楽しめるテレビ、映画、小説、漫画!買い物、旅行、温泉、遊園地!
なにからなにまで清潔で便利で快適、気が利いていてサービスの質も本当に高い!

挙げていけばきりがありません。日本サイコーです!
しかも、日本人だからこそ100%楽しみきることができるものがたくさんあります。(お笑いとか小説なんかが代表です)

たまに、日本のだめなところを全否定している記事を目にしたりしますが、どの国にもいいところも悪いところもあると思います。
外国人になって別の生活様式、文化を体感したからこそ、日本の良さを再確認できました。よかったー(*´ω`)
むしろ、仕事さえしなくていいなら日本での生活を選びます!日本好きすぎかよ笑

僕の場合は、仕事をして家族との生活を大切にしたいと思った時に、バランスをとりやすいオーストラリアでの生活を選びました。
今後かわるかもしれませんが、しばらくはこちらで生活してみようと思っています。

外国人になってみてわかったことは、自分は日本のいろいろなものが好きだということ。
日本語を母国語として使えることで100%楽しめるものが本当にたくさんあるということ。
そして、アサヒスーパードライはやっぱりマイフェイバリットだということです笑(*´ω`)

まとめ

冒頭にも書きましたが、外国人として生活するのは楽しいことだけじゃなく、キビシイこともついて回ります。
オーストラリアにワーホリでやってきた人たちのなかには、いやな思いだけして帰国する人もいるかもしれません。
言語の壁ははてしなく高いし、ビザ問題は常について回ります。保証はないしお金はかかります。

でも、だからこそタフさが身についたり、優しくなれたり、素敵な出会いがあったりします。
僕は、実際に外国人として生活してみて、色々なことが体験できて、理解できて良かったと思っています(^^)

読んでくださった方の中に、海外へでてみようか検討している方がいるようでしたら、僕はぜひ行くことをオススメしたいと思います。
快適な状況を離れ、チャレンジができた人には、きっとたくさんの出会いがあって、忘れられない素敵な体験が待っていると思いますよ(*^-^*)

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ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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