オーストラリア生活

オーストラリアで視力矯正手術(眼内コンタクト)を受けてみた②

こんにちは、かなです。

前回の①の記事の続きです。

今回は手術当日の様子から、術後の様子などを書きたいと思います。

手術当日の準備について

手術前日まで、自分の勘違いにより不安はありましたが、手術当日は朝1番の7時の予約だったため、起きてしばらくしてすぐ向かうことになりました。当日にやらなければいけなかったこととしては以下の通りです。

・麻酔をするため、手術の4時間前から飲食を控えること

・送迎できる付き添いの人がいること

・術後は眼圧の影響から体を前に折り曲げてはいけないのと、手術時にガウンに着替えるので、着脱しやすい服装を選ぶこと

・メイクやマニキュアを控えること

朝7時の手術ということもあり、起きてからは何も飲まず食わずで行きました。少し緊張してたので、そこまでお腹も空かずちょうどよかったです。

送迎は主人にお休みをとってもらいお願いしました。服装はオーストラリアらしく?ボタンで外せるノースリーブのトップスと短パンのデニムにビーサンというかなりラフな格好で行きました。

また感染も怖いので、洗顔した後はもちろんノーメイクで行きました。

手術直前の様子

まず受付へ

時間通りにクリニックの隣にあるDay surgery centreへ。受付を済ませる際、支払い済みの金額の確認・サインを済ませ、待つこと5分。手術前にサポートしてくれるナースに早速呼ばれました。ドキドキしながらも、ここで主人とはお別れ。お迎えまで2時間ほどかかると言われたので、主人は一旦帰宅して、終わったら連絡してもらうことにしました。

いざ中へ!

中に入るとまずガウンに着替えるように案内されました。トップス(下着は着用OK)とビーサンだけ脱ぎ、短パンはそのままで大丈夫でした。まだこの時点では眼鏡もつけています。

そして椅子に座り、手術内容の確認や、体温・血圧の測定をしました。その時にシャワーキャップのようなもので髪の毛が出ないようにし、おでこあたりに赤丸のシールを2つ貼られました。私は両眼同時にできたのですが、人によっては片目ずつやるらしく、それを見分けるためとのことでした。

手術の同意書にサインをして、そのあと術後の注意事項や目薬等についての紙を渡されました。そこで気になったのが、2週間は物を持ち上げたり(lifting)、体を前に曲げる(bending forwards)のを控えることという記載でした。

というのも、今、私はチャイルドケアでしかも赤ちゃん部屋で働いているため、これマズくない?と前日に気づいていたのです。。。またもここは自分の下調べミスでした。金曜朝の手術で、月曜から仕事に戻れるよと事前にDrに言われてたため、金曜日にしか休みをとっておらず、どうしようと1人焦っていました。

そこでナースに確認すると、特に最初の数日間は安静にした方がいい、私があなただったら休むと言われました。もし赤ちゃんに目を突かれたりしたら危ないからと。さらにDrに言ってMedical Certificateも出してあげるわよ!とゴリ押ししてくれました。笑 オーストラリアのこの感じ、めっちゃ好きだなぁと思う瞬間でした😂その一押しで今回は目は一生ものだしと思い、職場には申し訳ないと思いつつ、来週水曜日までお休みをとる決心をしました。(のちにこれは大正解だと実感しました。ナースのおばちゃんありがとー!!😭)

今度は目薬

それから担当ナースが変わり、別の廊下にある椅子に座らされました。そこで、眼鏡はロッカーに戻されほぼ見えない状態に。。。そのナースは目薬の点眼をしてくれる人でした。何の目薬かわからず、されるがまま時間を置きながら何種類もの点眼をされました。時間が見えなかったのですが、感覚的に20分くらいトータルでかかったと思います。日本での手術の体験談を見ると、日本では自分で点眼するらしいです。私は眼鏡無しだとまったく見えないので、やってもらってありがたかったです。

麻酔の準備へ

目薬の半分ほど終わったところで、今度はTheatreと呼ばれるオペ室の手前の椅子に移動しました。そこで麻酔のDrが来るから待っててねと放置。なんだか気分はまるでベルトコンベヤーに載せられた製品の気分でした。

その間にぼやーっと視界の中、オペ室あたりの様子を見てたら、ナース達が準備している様子が見え(聞こえ)ました。日本のオペ室はあまり経験がないので、わかりませんが、オーストラリアのオペ室はなんだかのんびりした雰囲気が流れてます。みんな楽しそうにおしゃべりしてて、まったく緊張感がない!笑 おかげで私の緊張もほぐれました。数年前に別の病気で手術した時は、オペ室で音楽流れててみんなノリノリでした😂さすがオーストラリア!笑

さて、しばらくしたら麻酔のDrが来ました。今回、私は点眼麻酔だけでなく、静脈麻酔もあり、手の甲に注射針を入れられ、目薬も終わり、Drに連れられながら、自分で歩いてオペ台まで行きました。

いざ手術へ!

オペ室のベッドに横になってからはあっという間でした。麻酔のDrからだんだん眠くなるからね〜と言われた後は、記憶があるような無いような、ほんとに気がついたら終わっていました。おそらく手術時間は10〜15分ほどでした。

なんとなくですが、目を開けた状態に固定され、あまり何も見えない状態で天井のライトの光がまぶしかった気がします。あとは手術中に目に圧迫感があり、なんとなく押されて痛いかな?って感じのみで、目の中に何か入って怖いとかはまったくありませんでした。

終わったよーって声をかけられて意識を取り戻したら、目に保護シールドをつけられた状態でナースに支えてもらいながら、ベッドから降りてオペ室の隣の休憩室に歩いていきました。

術後の様子

正直、術後すぐはまったく何も見えませんでした。術前と同じ、もしくは目の違和感もあるので余計に見えにくかったです。

椅子に座らされ、休憩室でサンドイッチと飲み物を出してくれました。なぜ術後すぐサンドイッチ?と思ったけど、朝ごはんも食べてないし、言われるがままいただきました。コーヒーかお茶も選ぶことができ、ナースが付きっきりでサーブしてくれました。

朝から何も飲んでなかったので、すぐお茶を飲み干すと『おかわりいる?』と何度もすすめてくれました。結局3杯くらいいただきました。ナースと少し会話しながら、おそらく20〜30分ほどそこで安静にしていたと思います。

そして9時すぎにはすべてが終わり、受付に主人も待機してくれたおかげですぐ帰宅することができました。最後に術後にする目薬とMedical certificateを出してもらっておしまいでした。

術後当日は麻酔をしたのもあり、ぼーっとしていて、また視界も回復しておらず、まったく見えない状態だったので、ほぼ1日、目を休めるために寝たり、横になっていました。

ここでも私の勘違いで、術後すぐに視界がクリアになると思っていたので、まったく見えない状況で不安になりました。みんなのよく聞く『目が覚めたらはっきり見えて感動した🥺』という状況とはほど遠く、一人でショックを受けていました。笑

翌日の検診

翌日の朝、クリニックで目の検査と回復状況のチェックをしてもらいました。まだ次の日の時点では瞳孔が開いており、視界はぼやけたままでした。ですが、当日よりは少し見えるようになってきました。

まずナースに呼ばれて、視力検査と屈折力や眼圧の検査をしました。正直な話、遠いものははっきり見えるようになっていましたが、近〜中距離はまだぼやけてる状態で、特に文字が見えにくい状況でした。なので、視力検査であまりうまく見えなかったのですが、ナースは20/20以上あるから順調に回復してるよ!と言われました。

視力検査の数値について

20/20って何?って思った人に(私が思いました)説明すると、オーストラリアでは視力の表し方は1.0や1.5ではなく、フィートで表すようです。

20フィート(約6m)離れて対象物を見たとき、正常な視力の人が20フィート離れてそれを見たときと同じように見える、ということを意味します。

参照元:http://www.berlitz.co.jp/wm/03/1202.htm ベルリッツより

これはアメリカと日本の比較のようですが、おそらく同じかと思われます。

 

参照元:http://www.sweetnet.com/converter.htm

知らないと??ってなりますね。私はあとで調べてようやく理解しました。

回復は順調

私の術後の経過に戻すと、経過は良好、左目の下が赤くなってるけど、それは徐々に消えていくから大丈夫。あと左目の表面がドライになってるから、潤滑剤の目薬の点眼は1時間ごとにしてねとのことでした。あとは『ドライアイによく聞くハニーアイドロップあるけど、試してみる?かなり染みるけど、よく効くよ!』と言われ、試してみました。ほんとに刺さるように痛い!でもそのあと、ぼやーっとした視界が少し良くなったので、とりあえず購入しました。

次に手術を担当したDrのお部屋へ。色んなサイズの文字が記載されたリストを見せられました。その時は老眼のように手元の文字がまだかなり見にくかったので、困っていたら、Drは『それだけ見えてれば、回復も速くて順調だよ!』との事。目の中もスコープでチェックし、検査は終了でした。

ちなみに念のため、仕事のこともあるので、赤ちゃん持ち上げる話をしたら、もう全然持ち上げていいよーとのこと。

マジで?そんなもんなの?

それには付き添いの主人も含め、失笑してしまいました。ここでまた、さすがオーストラリアと感じてしまいました。

もし手厚いサービスを求める方がいるなら、日本の病院をおすすめします!笑

 

現在までの回復状況

今、記事を書いてるのが手術から5日ほど経過しましたが、毎日視界が徐々によくなってきています。まだボヤーっとする距離はありますが、車の運転も3日目からでき、スマホやiPadもある程度問題なく使えています。視力が落ち着くのまで2ヶ月かかると言われているので、これから回復に期待しますが、今でも視力はかなり良くなりました。視力矯正を検討している方がいれば、よく調べた上で手術・クリニックを選択さえすれば、とてもオススメです!

 

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ABOUT ME
すしかな夫婦
すし(夫)とかな(妻)の日本人夫婦。2013年、ワーキングホリデーで渡豪。学生を経て、2019年に夫婦で永住権を取得。愛犬ココとクイーンズランド州の田舎で生活中。
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